■コンタクトレンズの使用により起こるトラブルの原因
コンタクトレンズのトラブルをよく耳にすると思いますが、それは「使用方法を守らないため」に起こることがほとんどです。
使用方法をしっかり守りケアをしていれば、危険性はほとんどありません。
正しい使用方法を学ぶことが、トラブルをなくすことに繋がります。
■コンタクトレンズ使用期限を守らないと…
使用期限を過ぎても「まだ使えそうだから」と使い続ける方がいますが、これはトラブルにとても危険な行為です。
1日使い捨てタイプも2週間使い捨てタイプも、含水率や酸素透過指数は使用期限内での使用を想定した数値になっています。
特に1日使い捨てタイプは、こすり洗いをすることを想定していませんので、レンズの厚みが薄い構造になっています。
ですから2日、3日と使うためにこすり洗いをするとレンズにキズがつき、だからといってこすり洗いをせずに着用すると感染症の原因になってしまいます。
感染症は、重症化すると最悪、失明の可能性もあるので、十分に注意が必要です。
■コンタクトレンズの使用期限の考え方
2週間使い捨てタイプを7回しか使用していないので、2週間を過ぎていてもあと7回(1週間分)使用できると考えている方がいますが、それは大きな間違いです。
使用期限は未開封状態での期限となり、開封した日から期限が過ぎれば使用を避けなければなりません。
2週間交換タイプは開封してから2週間が使用期限になります。
ですからその間に何日か使用しなかった日があったとしても、開封後2週間が経過すると処分しなけれいけないのです。
コンタクトレンズは正しい使用方法とケアをして使用すれば、とても安全に快適な生活がおくれます。
今まで何のトラブルもなかったから間違った使用方法でも大丈夫、と思っていてもそれは運が良かっただけにすぎません。
トラブルを回避するためにも使用期限はしっかりと守りましょう。